自然の素晴らしさを肌で感じ、農業の楽しさを発見する場。
ファームなかたは、一般企業で就労が困難な方々に働く場を提供する障害者をサポートする就労継続支援(B型)施設です。
野菜や果物の生産・販売等、農業を主体とした活動が当施設の大きな特徴です。
自然に触れあいながら就労をすることができます。
Information
2024.05.07
ファームなかた2023.03.31
ファームなかた2023.03.29
ファームなかたTarget
障害のある方のうち、年齢や体力などの理由から、企業等で雇用契約を結んで働くことが困難な方を対象として、主に農作業やそれによる生産物等の販売を通した就労訓練を行っています。障害や体調に合わせて自分のペースで働くことができ、就労に関する能力の向上を目指しています。
Use case
ファームなかた利用による変化
30代男性Kさん統合失調症、糖尿病の方
訪問看護とヘルパーを利用しての生活をしていたKさんは、平成28年4月に当ファームの利用者になりました。
Kさんは、子供の時の交通事故による後遺症で右足に多少障害が残り、歩行にも影響が出ていました。
そのため積極的な歩行や運動をすることもなく身体全体の筋力が低下し、また健康管理や衣食住など日常の生活も管理できず、ヘルパーによる支援を受けていました。
ファームの利用開始当初、毎日のタイムスケジュールによる流れに乗ることも難しく、作業はさらに困難な状況で多くの問題が発生し、対応に苦慮することもありました。
スタッフの助言や励ましを受け徐々に作業にも馴れていきました。またウオーキングを行うことで体力がつき、体幹も強くなり、作業に積極的に取り組む姿勢と共に自覚もできてきました。
今では、毎日ファームを利用しています。
現在Kさんはファーム利用6年目、健康状態は精神的なことも含め不安定な時もありますが、主治医の診察や服薬により概ね適切に対応されています。ファーム利用スタート時は長く続けることと自立したい希望を持っていました。ファームを利用する中でルールを守ることの大切さや人間関係、さらには自分の居場所であるファームの大切さを少なからず学んできましたが、対人関係や環境に左右されされやすく多少問題が発生することもあります。現在はヘルパーの支援は必要なく、自ら管理する生活を送っています。当初のKさんの状況と比較すると、状況は本当に改善され成長したことがうかがえます。
50代男性Bさん精神障害の方
デイケアサービスを利用していたBさんは、平成30年5月からファームの利用者になりました。
Bさんは10年ほど引きこもり状態で親族の支援を受けながら生活していましたが、生活が乱れるとともに体力も低下し入院となり、退院後、訪問看護及びヘルパーの支援を受けながら社会復帰に向け病院のデイケアを利用していました。
ファームを利用開始した当初は体力的に問題があったため、週1日の利用から始めました。その後、週2日、3日と1年程かけ週3日に増やし、さらに1年程かけ週5日の利用ができるようになりました。
若い頃は体力には自信があったそうですが、利用開始当初は草取りも出来ないほど体力が低下していました。作業やウオーキングをすることで体力がつき、現在では若い頃の体力まで回復しています。
Bさんは現在、主治医の定期的な診察と服薬を継続し安定した状態です。年齢的には若い方ではありませんが、丈夫な体を活かして農作業をはじめファーム内での作業へ取り組む姿勢は積極的で、職員および他の利用者とのコミュニケーションもよく取りながら頑張っています。また栽培する野菜や作業に対しアイデアや要望など意見も述べています。施設での体験を通し得た知識また職員のアドバイスや支援を受けたことを糧に、自己管理を行い規則正しい生活で充実した生活を送っています。
About work
利用者の皆さまの、障害特性、体力に応じてまずはできることから行っていただきます。
具体的には以下の作業を行っていただいています。
Flow
9:00
さあ、今日も朝礼で一日が始まります。
まずは、体温、血圧など健康状態のチェックを行います。
次に、今日の作業予定、作業手順とそれぞれの役割分担を確認します。
10:00
作業開始!
畑には季節ごとにいろんな作業があります。一人ひとりがかけがえのない仲間と認識し、それぞれの体力に合わせて共同で作業に当たります。
12:00
美味しい昼食は自慢の一つ。自分たちで作った野菜をふんだんに使った栄養たっぷりの昼食です。
13:00
午前中のはかどり具合を見ながら、力を合わせて午後の作業に取り組みます。作物のでき具合は、一日一日の作業の積み重ねが大切です。
農機具の整備点検も怠りません。
14:00
ほっと一息、休憩時間。
一汗かいた後みんなで談笑するこの時間の心地よさは格別です。
14:40
一日の最後は、作業の振り返りで締めくくります。ほとんどの利用者が農業未経験者ですが、ここでの情報交換により知識を蓄え、収穫に向けた期待を膨らませます。
15:00
一日の作業を終え、充実感を胸に家路につきます。
ファームなかたでは、原則として希望する全ての利用者に対して送迎サービスを実施しています。
Other activities
施設外就労
体力づくりの
ウォーキング
神社にお参り
月に一度の誕生日会
平和公園へお花見
Produce
千葉市
ハーモニープラザ
「千葉市ハーモニープラザ」内売店で販売されます。
(月曜日定休日)
JA千葉
みらいしょいか~ご
「JA千葉みらいしょいか~ご」でもファームなかたの収穫物を販売しています。
(水曜日定休日)
富田都市
農業交流センター
富田都市農業交流センターでは随時販売しております。
(月曜日休館)
Flow
「自分に合うだろうか?」
「毎日通うことができるかな?」
プログラムの内容や雰囲気などがご自身に合うかどうかは、実際に体験してみないとなかなかわかりません。
皆さんに安心してご利用いただくために、ぜひ、見学や体験利用をご利用ください。
ご予約やお問い合わせはお問合わせフォームまたはお電話でご連絡ください。
障害や病気があっても社会に参加して「働きたい」という思いのある方、一般就労を目指している方、ご不明な点やもっと詳しく知りたいことなどございましたら、お気軽にご連絡ください。相談は随時受け付けています。
当施設を見学していただき、サービスの説明を行い、相談をお受けします。
なかたファームは福祉サービスのため、ご利用には受給者証の申請等が必要になります。(お住まいの区役所へ利用申請することになります)
スタッフが手続きをサポートしますので、初めての方もご安心ください。
また、個別支援計画相談員の決定も必要となります。詳しくは当施設スタッフより説明させていただきます。
ようこそ、ファームなかたへ!いよいよ利用開始です。
スタッフや周囲の方と一緒に、じっくり自分のペースで歩んでいきましょう。
Outline
バス・電車が苦手な方、これから社会へ参加していこうと考えている方を応援しています。
下記の駅を基点に送迎しています。
上記はほんの一例です。
他にも地域の作業・神社掃除・道端の清掃・遠足・散歩等も行っております。